スマホを落としただけなに…スマホを失くして困ってしまった話

かの天才物理学者アインシュタインはあるとき電車に乗っていると

切符を失くしてしまったことに気づいたそうな。

電車の中でポケットを探り困った様子の白髪の老人を車掌が見つけると

なんとかの高名な物理学者アインシュタイン教授ではないか。

車掌は言った「アインシュタイン先生なら切符なんて要りませんよ、どこでもお好きなところでお降りください。」

しかしアインシュタインは言った

「しかし切符を見ないとどこの駅で降りようとしていたのか分からないのだよ…」

 

アインシュタインがいかにアンバランスでぶっ飛んだ人物であったかを示すエピソードであるという。

アインシュタイン相対性理論や光量子仮説やブラウン運動の理論など数々の偉業を成し遂げた天才だがこんなお茶目な側面があったのだそうな。

 

さて大学で物理学をちょっとばかりお勉強している僕は

アインシュタインの影を踏むことも許されないし

アインシュタイン先生が道をお歩きになるときには

道端にひれ伏してお姿を拝見することもできず

うっかり顔を上げようものなら

護衛のお侍さまにその場で切り捨てられても文句も言えないような凡才学生なのだが

記憶力はアインシュタイン並みに欠如しているのだ。

 

そんな僕がこの度スマホを失くしてしまったのだ。

さて困ったことになった。

現代人は多かれ少なかれスマホに依存しており

スマホがないと何も生活できないという人は多いだろう。

僕もそんな一人なのだ。

 

僕はスマホの予定表がないと明日の授業科目や教室の場所も分からない。

だから今の僕は、あした何の教科書を持って何時にどこの教室へ行けばいいのかそれすら分からない。

また結構な額の当座のお金を電子マネーとしてチャージしていたので

スマホがないとお買い物もできない。

ラインやインスタのDM機能がないとお友達との連絡も取れない。

 

そしてスマホGPS機能を使えば場所を特定できると閃いたのだが

パソコンからスマホ会社の管理ページにアクセスしようとしたら

ホームページがリニューアルされており

かつて記憶させたIDとパスワードを再入力する必要があるのだが

IDとパスワードはスマホのメモ帳機能にしか書いてないので

スマホを失くした今それにアクセスすることすらできないのだ。

いよいよ困ったことになった。

 

さて僕は至急お店の窓口に行って対策を打とうと思いついたが

とりあえずお腹が空いているので先に晩御飯を食べることにしてパスタをゆで始めた。

そしてついでに電気ケトルでお湯を沸かしインドネシア産の紅茶を飲んでいる。

僕はお湯を沸かしパスタが茹で上がるまでの時間に

このスマホ紛失事件のことをブログ記事にしようと思い付き今この記事を書いている。

 

なんとまだスマホ会社の窓口へは行っていない。

そういえばもう今日の窓口営業は終わってるかもしれない時間だし、

あとスマホには指紋認証でロックを掛けてあるからよほどの事がないと悪用のしようがない。

現金も多少はある。

だから不便なのを我慢すればスマホなんてなくても困らないし、と思っている。

僕はなんて楽天的なのだろう。

 

おっとパスタを茹ですぎてしまったようだ。

とうに15分くらい経っている。

15分前の僕はタイマーをセットするのも忘れていたようだ。

1.8mmだったパスタはぶよぶよにむくんで2.4mmくらいになっていて食感も悪い。

僕はそれにレトルトのミートソースをかけて食べている。

空腹のときに食べる物は茹ですぎたパスタでも旨いものだ。

 

さて、どうやってスマホを回収したらいいだろうか?